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経歴 | EC事業から、海外へ視野を広げて
わたしは長年、EC(ネット通販)事業を経営してきました。ECをやっていて怖いのは、視野が国内だけに閉じこもってしまうこと。国内市場ばかりを見ていると、お客さまのことが本当には見えなくなる ― そう感じてから、定期的に自分を海外へ連れ出すようにしてきました。香港、シンガポール、台湾、マレーシア。現地で最新のEC技術を学び、ビジネスモデルを観察し、お客さまの動きをじっくり眺める。最初はただの「視察」のつもりでしたが、何度か通ううちに気づきました。この経験は、いつか日本に持ち帰って活かせる、と。
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転機 | 父親になって、見えはじめたこと
ちょうどそのころ、わが子が生まれました。子どもが生まれると、人生の優先順位はすっかり変わります。仕事はもちろん大切。でもそれ以上に、「この子にどんな経験をさせてあげたいか」「将来、どんな大人になってほしいか」― そんな問いが、毎日のように頭をめぐるようになりました。同時にこうも思ったのです。海外で学んできたことを、日本の子どもたちのために、何か返せないだろうか。
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気づき | 日本の親子体験の「もったいなさ」
わが子の成長とともに、さまざまな親子体験に参加するようになりました。消防署の見学、工場見学、お仕事体験 ― どの体験も、子どもの成長に大きく影響しているのを実感します。けれども、ひとつ気になることがありました。日本にはこれほど素敵な親子体験がたくさんあるのに、情報があちこちに散らばっている。「どこで何が体験できるの?」「申し込み方は?」「何歳から参加できる?」― 保護者は毎回、あちこちのサイトを探しまわっています。一方で、地域の小さな工房、農家さん、職業訓練校など、素晴らしい親子プログラムを持っているのに、発信力が足りずなかなか知ってもらえない。これは本当にもったいないと感じました。
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ビジョン | オンラインとオフラインがつながる親子体験プラットフォーム
わたしが解決したいのは、まさにここです。日本全国の親子体験を、ひとつのプラットフォームに集める。保護者はオンラインで、お子さまの年齢や興味に合わせて最適な体験を見つけ、実際に現地へ足を運ぶ ― そんなオンラインとオフラインがしっかりつながる場所を目指しています。たとえば、小さな料理教室の親子クラス、地域の農家さんでの収穫体験、職人さんと一緒のものづくり、こぢんまりとした工場見学、伝統工芸のワークショップ。すべてが、同じ場所で見つかる。保護者にとっては情報が探しやすく、地域の小さな事業者さんにとっては、もっとたくさんのご家族と出会える。そんな仕組みをつくっています。
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なぜ、わたしなのか | 日本の次の世代への贈り物として
「なぜ、藤原さんがやるんですか?」― よく聞かれます。理由はシンプルです。海外で得た視点があり、ECの知識と経験がある。そして、日本の子どもたちの成長を心から応援したい、ひとりの父親だから。この3つが重なったとき、自分にしかつくれないものがある、と信じています。海外での経験はわたしに新しい視点をくれました。その視点を使って、日本のために、何かを変えたい。子どもたちにもっと豊かな体験を、保護者にもっと使いやすい情報を、地域の小さな事業者さんにもっと多くの出会いを。それが、わたしがいま育てているプラットフォームです。
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「この親子体験プラットフォームを、
日本へのささやかな恩返しにしたい。」
— 藤原 慶介